グループ機能を使った分割管理の方法について
NUCTには講義サイトに登録されているユーザーをグループ単位に分割して管理する機能が複数あります.ここでは,グループ管理機能を活用したNUCTの利用例を紹介します.
手作業で10人のクラスを2人ずつ5グループ(A, B, C, D, E)に分ける
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- 「サイト情報」の[グループを管理]タブをクリックする
- [グループを作成」をクリックする
- [グループを編集]画面の[メンバーシップ]欄で,そのグループに所属させるメンバーを[サイトメンバー一覧]から[グループメンバー一覧]に移動させる
- 2.と3.を5グループ分繰り返す
手作業でグループへの割り当てを行う場合,グループに所属させるメンバーはInstructorロールが恣意的に選択する必要があります.そのため,グループにメンバーをランダムに割り当てるのには,この方法は向いていません.
CSVファイルをインポートして,10人のクラスを2人ずつ5グループ(A, B, C, D, E)に分ける
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あらかじめグループ分けの内容を記載したCSVファイルを作成しておく必要があります.CSVファイルでは,1行につき1名のユーザーを指定してください.1列目には割り当てたいグループの名前を指定します(この際,グループ名を既存のグループのものにすると,その既存のグループにユーザーを追加できます)."," で列を区切り,2列目にはそのグループに割り当てるユーザーの名大IDあるいは学生番号・教職員番号を記載します.
なお,このCSVファイルに日本語などの全角文字が含まれる場合,文字コードをShift-JIS(ANSI)に指定してください.ExcelでCSVファイルを作成した場合,適切な文字コードが自動的に指定されます.
- 「サイト情報」の[グループを管理]タブをクリックする
- [ファイルからインポート]をクリックする
- [ファイルを選択]を押し,グループ分けの内容を記載したCSVファイルを指定してから[続ける]を押す
- どのグループに誰が追加されるのかを確認し,[グループをインポート]を押す
<補足>
メンバーをグループへランダムに割り当てる方法の一例 特定のグループに属する人にのみ「小テスト」を実施したい
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- 「小テスト」で,個々の小テストの[設定]を開く
- [利用可否および提出]の中にある[テスト公開対象]を[選択したグループ]に設定する
- 公開対象としたいグループにチェックを入れる
特定のグループに属する人にのみ「課題」で個人レポートを提出させたい
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- 「課題」で新しい課題を追加する際に,[アクセス制限(グループ提出のグループ制限も含む)]の中にある[選択したグループにのみ表示]を選択する
- 公開対象としたいグループにチェックを入れる
「課題」でグループ学習の成果を1つ共同提出させたい
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- 「課題」で新しい課題を追加する際に,[アクセス制限(グループ提出のグループ制限も含む)]の中にある[選択したグループにのみ表示]を選択する
- [追加の課題オプション]の中にある[グループ提出-グループにつき一つの提出]を選択する
この設定をすると,グループのうちの誰か1人だけが代表して課題を提出することになります.提出者は,課題の提出時に自分がどのグループの代表として課題を提出するのかを選択します.
グループから提出された課題を採点すると,その採点結果は所属メンバー全員に等しく反映されます.例えば,グループから提出された課題に10点を付けた場合,そのグループの所属メンバー全員にそれぞれ10点が加点されます. 「リソース」でグループ学習の成果を1つ共同提出させたい
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- 「リソース」で,各グループ用に1つずつフォルダを作成する
- それぞれのフォルダの[操作]より,[プロパティを編集]をクリック
- [このフォルダとその内容は選択されたグループだけ閲覧可能]を選択し,割り当てる先の1つのグループにチェックを入れて[更新]を押す
- フォルダの[操作]にある[フォルダの権限を編集]より,Studentロールの[リソースを作成]にチェックを入れる(リソースを作成,リソースを読む,自分のリソースを編集,自分のリソースを削除の4つにチェックが入っている状態)
「リソース」で成果物を提出させた場合,NUCT内でそれを採点することはできません.成果物をNUCT内で採点する場合,「課題」内で提出させてください.「課題」で成果物を共同提出させる方法は「課題」でグループ学習の成果を1つ共同提出させたいをご覧ください.