1. 紙レポート連携のメリット

この動画ではNUCTの紙レポート連携システムについて説明いたします。

このシステムは紙媒体での試験やレポートの点数、出席確認などのデータを自動でNUCTに入力することができます。

さらに用紙を学籍番号中にソートする必要がない、点数の通知とPDF化された解答用紙の返却が簡単に行えるといったメリットがあります。

2. 課題の準備と配布回収

このステップではスキャンに対応した専用の課題用紙をダウンロードし、それを学生に配布する段階までを解説します。

用紙の準備と課題の印刷

NUCTのトップページ、またはこちら(https://ct.nagoya-u.ac.jp/x/cyQWc9)から用紙のテンプレートをダウンロードしましょう。

テンプレートには「出席票」「レポート」「試験用紙」が用意されています。

目的にあった用紙をダウンロードしましょう。

上部の科目や担当教員の欄に必要情報を記入し、空白に課題の問題文を作成します。

課題が1ページのみの場合は2ページ目を削除して1ページ目の右上が1分の1になっていることを確認してください。

用紙を印刷するとき必ず倍率100%で印刷してください。「レポート」と「試験用紙」は両面印刷も可能です。

これで用紙の準備は完了です。

提出物の採点

回収した提出物を採点します。

採点は赤字・青字でも大丈夫です。

採点結果を採点結果欄に記入します。採点結果は右詰め左詰めどちらでも構いません。

3. NUCTの該当講義への課題を追加

このステップでは解答用紙の読込先としてNUCT上で対応する課題を作成する段階までを解説します。

まずはNUCTにログインしましょう。

講義一覧から課題を追加したい科目をクリックします。

メニューから課題の項目をクリックします。

左上の追加機能を使用して対応する課題を作成します

課題追加のページが表示されたら課題のタイトルを入力します。

次に紙媒体でのテストなので受講者の提出物を「非電子的」にします。

さらに採点方法の項目で「点」を選択します。

この時テストの最高点を設定してください。

その下の課題説明の欄には設問と得点を対応させるため問題文を入力してください。

その他の項目についても適宜選択したら投稿をクリックしたら設定完了です。

このページに戻ると設定された課題のリストが表示されます。

4. 採点用紙のスキャン

このステップでは採点した結果を複合機でスキャンしNUCTへ自動入力する段階までを解説します。

初回は「情報基盤センター」に依頼して、自分の職員証が認証されるようにします。

複合機を利用する際には職員証を持参し、最初に職員証をリーダーにセットしてください。

複合機のパネルから「授業支援」を選択します。

次に講義名と、採点結果を登録する課題を選択します。

「決定」を押します。

読み取る解答用紙が片面印刷か両面印刷かを選択します。

採点した提出物を上部トレイにセットします。

担当教員の名前、講義名および課題名を確認します。

「スタート」を押します。

まだ用紙がある場合は「次の原稿あり」を押して、残りの用紙をセットします。

全ての用紙のスキャンが終わったら、「次の原稿なし」を押します。

スキャン画像が、授業支援ボックスに転送されます。

“スキャン文章を転送しました”という画面が出たら、「受付番号」を確認し、「閉じる」を押します。

5. スキャン結果の確認

このステップではスキャンの結果を確認し不備があれば修正する段階までを解説します。

スキャン実行後、教員本人の全学メール宛に完了通知メールまたはエラー通知メールが送信されます。

記載内容を見て、自分が実行した処理であることを確認してください。

集計結果ファイルが生成されると、ファイル名とダウンロード用URLがメールに記載されます。

URLをクリックして集計結果ファイルをダウンロードしてください。

スキャン結果は学内でしかダウンロードすることができません。

ダウンロードしたzipファイルには、スキャン画像が学籍番号順にソートされたPDF、文字認識結果をまとめたExcelデータが含まれています。

また処理に失敗したスキャンがある場合はNGフォルダが作成され、そこにデータが格納されます。

Excelファイルを開き文字認識結果に誤りがないか確認してください。

エラー表記されている処理が確認されたら、NGフォルダから該当のスキャン画像を探します。

目視で学籍番号・得点を確認し手動でNUCTに登録してください。

詳細はNUCT上での成績の確認及び修正で解説しています。

誤りがなかった場合や主導で修正し終えたらNUCTへの入力は完了です。

6. NUCT上での成績の確認と修正

このステップではスキャンした成績をNUCT上で確認し、エラー個所を修正する段階までを解説します。

まずNUCTにログインします。

確認したい課題の科目をクリックします。

メニューから課題の項目をクリックします。

課題一覧からスキャンした課題をさがしその下にある成績をクリックします。

クリックすると学生の名前・学籍番号・点数を確認することができます。

エラーや未提出の人の点数を入力する場合は受講者一覧の成績をクリックし点数を入力します。

7. ご利用時の注意事項

OCR処理領域に学籍番号や採点結果を手書きで記入するときは、次の点に注意をお願いします。

  • はっきりした文字を記入してください。
  • 記入欄の枠からはみ出さないように記入してください。
  • 取り消し線での訂正はできません。
  • 複数ページの用紙の場合、学籍番号、氏名はすべてのページに記入してください。
  • 学籍番号は、空欄が無いように記入してください。
  • 得点は、アラビア数字で記入してください。右詰め、または左詰めで記入できます。
  • すべて空欄の場合は、採点なしで処理されます。
  • 間に空欄があったり、中央だけに記入した場合は、点数認識エラーとなります。

複数ページの用紙を配布した場合、全てのページを回収、スキャンしてください。

両面でプリントした用紙は、スキャンの時も「両面」を選択してください。

紙レポート連携解説動画リンク

1.紙レポート連携のメリット
2.課題の準備と配布回収
3.NUCTの該当講義に課題を追加する
4.採点用紙のスキャン方法
5.スキャン結果の確認方法
6.NUCT上での成績の確認と修正

紙レポート連携解説動画リンク

1.紙レポート連携のメリット
2.課題の準備と配布回収
3.NUCTの該当講義に課題を追加する
4.採点用紙のスキャン方法
5.スキャン結果の確認方法
6.NUCT上での成績の確認と修正